水俣の海をライフワークに追い続けている写真家・尾崎たまきさんの写真展「姫竜が織りなす愛の物語」が2019年5月22日(水)~6月3日(月)に、リコーイメージングスクエア新宿ギャラリーⅠで開催。2017年に新種であることが判明したヒメタツの繁殖の様子や水俣の海に暮らす生きものたちがカラー作品約42点で展示されます。

写真展「姫竜が織りなす愛の物語」

会場:リコーイメージングスクエア新宿ギャラリーⅠ
会期:2019年5月22日(水)~6月3日(月)※火曜定休
時間:10:30~18:30(最終日16:00終了)
入場無料

【作品内容】
2017年に新種であることが判明した、水俣に生息するタツノオトシゴの仲間「ヒメタツ」。不思議な生態を持つヒメタツの繁殖の様子や、この海に暮らす生きものたちなど、カラー作品約42点で構成。

【作者コメント】
九州・熊本の最南端に位置する水俣市は、内湾の不知火海に面しています。かつて水銀により汚染されたこの海は、今ではヒメタツの繁殖地となり、密かに世界中から注目を集めています。

オスはメスから受け取った卵を、孵化するまでの約1ヶ月間、お腹の中で育てます。孵化した稚魚を放出するさまは、まるでお父さんが出産をしているかのようです。20年以上前から潜っているこの水俣の海で、お腹がパンパンに膨れているヒメタツを見かけるたびに“出産シーンを撮りたい”、強くそう願うようになり、夜中から明け方まで潜る日が続きました。出産は真夜中。そして卵の受け渡しのタイミングもまちまちで、従来の潜り方ではこれらのシーンに立ち会うことは困難だったからです。

何年も試行錯誤の連続でしたが、ついに念願叶って赤ちゃんたちが大海に飛び出す場面に遭遇することができました。水俣にとって希望の光のようなヒメタツの貴重な姿を、多くの皆さんに見ていただきたく思っております。

(尾崎たまき)


併せて、新刊「フシギなさかな ヒメタツのひみつ」も発売。ヒメタツの貴重な出産シーンなど、数年をかけてようやく撮影に成功したものが写真絵本としてまとめられています。

新刊「フシギなさかな ヒメタツのひみつ」

写真家・尾崎たまきさんの写真展「姫竜が織りなす愛の物語」開催&新刊「フシギなさかな ヒメタツのひみつ」発売!

著者:尾﨑たまき
出版社:新日本出版社
判型:A4 判変型上製
頁数:24 ページ
定価:1,500 円(税抜)

【内容紹介】
春から夏にかけて、真夜中に行われるヒメタツのお父さんの貴重な出産シーン。著者が数年かけてようやく撮影に成功したものを、写真絵本としてまとめます。水俣にはたくさんのヒメタツが生息しています。「水俣病」という視点ではなく、タツノオトシゴの仲間ヒメタツの不思議な生態を観察できる場所として、日本のみならず世界的にも注目されつつある場所となりました。人間の想像をはるかに超えた奥深い命の営みは、毎晩続いています。計り知れないヒメタツのドラマを是非ご覧いただきたく思います。


尾崎たまき プロフィール

1970 年、熊本市生まれ。写真家。1991 年、保育士をやめ地元熊本のスタジオでコマーシャルカメラマンとして8 年間勤めつつ独学で水中写真を学ぶ。2000年から水中写真家・中村征夫氏に師事。アシスタントを務めながら自分の作品を写真展で発表していく。2011 年に独立。写真展・講演会、テレビ出演など活躍。現在は、水俣をはじめ、三陸、動物愛護センターなどをライフワークに追い続けている。公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員。愛玩動物飼養管理士。撮影を担当した本に『ほんとのおおきさ・なかよし動物園』(2011 年、学習研究社)、『ほんとのおおきさ特別編・元気です!東北の動物たち』『もっと!ほんとのおおきさ水族館』(共に2012 年、学習研究社)。著書に、写真絵本『みな また、よみがえる』(2013 年、新日本出版社)、写真集『水俣物語』(2014 年、新日本出版社)、フォトエッセイ『お家に、帰ろう―殺処分ゼロへの願い―』(2015 年、自由国民社)など。
⇒オフィシャルサイト

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