さかなクンがモルディブでサンゴの植え付けプロジェクトを視察!
UNDPモルディブ事務所にて、スタッフと集合写真撮影。

去る2018年6月21日(木)、国際サンゴ礁年アンバサダーであるさかなクンが、国連開発計画(UNDP)モルディブ事務所を訪問しました。モルディブは平均海抜1メートルから1.5メートルの群島国家で、海面上昇や異常気象などの気候変動の影響が直撃しています。そこで、UNDPは気候変動のリスクへのコミュニティーのレジリエンスを促すための様々な支援を行なっています。現地で国連全体及び国連開発計画(UNDP)の代表を務める野田章子さんの案内で、ヴィリンギリ島を訪問し、ビーチやサンゴ礁の保全に取り組む現地のNGO「Save the Beach」のサンゴの植え付けプロジェクトを視察しました。

ヴィリンギリ島はモルディブの首都マレからフェリーで10分の近さにあり、マレの地元住民が週末にピクニックなどに訪れる、人口8,000人ほどの小さな島です。元々はゆたかなサンゴ礁が広がり、ウミガメやエイ、サメなど様々な生物が暮らしていました。しかし、港や桟橋の工事、そしてプラスチックのゴミの増加などにより、環境悪化と生物減少が進む中、「Save the Beach」は定期的にビーチおよびサンゴ礁内のゴミ拾いを行ない、またサンゴ礁再生に取り組んでいます。

ゴミだらけだった海岸は、ひんぱんな清掃活動とゴミ箱の設置により見違えるようにきれいになりました。また、2014年からは国連開発計画(UNDP)の支援を受け、サンゴの養殖と移植にも取り組んでいます。水温の変化によるサンゴの白化などのトラブルを経つつも、島の周辺のサンゴ礁の面積は2015年の16%から2017年には24%にまで増加! 復活を遂げつつある魚影の濃い海で、さかなクンはスノーケリングも楽しみました。

●写真・情報提供/国連開発計画(UNDP)

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