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青い海の中を優雅に舞い、ダイバー憧れの存在となっている「マンタ」。これまでマンタは1属1種とされ、雑誌などでの表記も「マンタ(オニイトマキエイ)」といったように記載されていましたが、実はマンタには2種類いることがわかり、このたび正式にそれぞれの標準和名も決まりました!

manta2標準和名:オニイトマキエイ / 学名:Manta birostris

★見分けポイント

①背中の白い斑紋の前縁が、口裂に沿って平行で直線的。
②口裂周囲に黒い部分が多い。
③第5鰓孔(腹側の鰓の孔で一番尾に近いもの)に接して黒い斑紋がある。

その他の特徴
・最大で6m以上になる。
・外洋に生息。

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標準和名:ナンヨウマンタ / 学名:Manta alfredi

ph★見分けポイント

①背中の白い斑紋の前縁が、後ろに向かって八の字にカーブ。
②口裂の周囲は白、もしくは薄い灰色。
③第5鰓孔に黒い斑紋がない、もしくはほんのわずか。

その他の特徴
・最大でも5m以内。
・沿岸域に生息。

※模様には個体差があります。manta4

こうして見ると、私たちが沖縄などでよく見ているマンタは「ナンヨウマンタ」ということですね。ちなみに、2013年のAWAREデザインカードのマンタは「オニイトマキエイ」(こちら)。皆さんが今までに撮影した写真などあれば、チェックしてみるとおもしろいですよ。

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